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牛たちは夏のヒートストレスを受け、食欲、体力、乳量が減っています。

涼しくなってきたな?って思うと夏場の減りの巻き返してやろうと、一気に餌の量を増やしたりして、牛たちは食帯気味になります。

追い打ちで刺しバエの襲撃にあい、牛舎の隅っこに追い詰められ横臥時間が制限され次第に跛行牛が増えてきているのでは?と考えています。
あくまでも僕の独断の考えと経験からの推測です。

牛飼いをやっていた頃からこのハエには悩んでいました。搾乳時間に牛の乳房にピタッとついて、チクっとすると牛は暴れてミルカーを蹴り落とし、ライナーからクローまで全てバラバラにされた経験があります。

牛に対して怒りたい気持ちをグッと抑え、ハエが悪いハエが悪いと自分に言い聞かせておりました。何とかしたいと思い殺虫剤など撒いたりしましたが、効果は薄かったです。

削蹄師になってもハエによるストレスで蹄病になっているので何とかしたいと考えています。

最近巷で流行っているのは、刺しバエネットみたいです。ハエが通らない程度の網目のネットで牛舎を囲ってしまうそうです。実際に使用している方の話を聞いてみると、良好なようです。

ただ自分が気になるのは、ホコリなどで通気性が悪くなるのでは?特に餌の配合を牛舎内でやっている牧場はホコリが多いので、ネットのメンテナンスが大変なように思います。

でも効果を上げている牧場があるので、やってみる価値はあるかなと考えております。

農家さんにもどうですか?と勧めてていますが、コスト高や事例が少ないので思い切った投資ができないのが現状なようです。

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